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B型肝炎

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B型肝炎予防接種

2016年10月1日より0歳児を対象に定期接種となりました。

接種方法

3回接種します。

1回目から4週間後に2回目、さらに20-24週を経過したのちに1回接種します。

接種対象者

定期接種対象年齢は、生後2-9か月を標準的な接種期間とし、生後1歳に至るまでとされています。

任意接種の場合、年齢に関係なく接種できます。次のようなB型肝炎ウイルスに感染機会の多い方に推奨されます。

  • B型肝炎キャリアが家族にいる場合
  • B型肝炎キャリアと性的接触のある場合
  • 頻回の血液製剤の投与が予測される場合
  • 医療従事者
  • 海外長期滞在者

免疫持続

接種後の抗体検査は通常必要としません。しかし、医療従事者や透析患者などでは1-6か月後にHBs抗体の検査を受けることが望ましいとされています。抗体上昇がなかった場合の追加接種の必要性に関しては結論は出ておりませんが、1回の追加接種で20%程度の人に抗体上昇がみられると言われております。

一般的な経過として、予防接種後上昇した抗体は次第に低下しますが、感染防御効果は持続します。

副反応

倦怠感、発熱、接種部位の痛みなどありますが、重大な副作用は極めて稀です。

B型肝炎

乳幼児と成人では感染経過が異なります。

乳幼児の場合

分娩時に母体から産道で感染する母子感染です。新生児は免疫が未熟であり持続感染となることが多く無症候性キャリアとなります。しかし、出産時の適切な処置のより母子感染の予防は高い確率で可能です。

成人の場合

針刺し事故などの血液感染、性行為などの体液感染があります。

成人の場合、免疫が確立されているため持続感染になる可能性は低いと言えます。急性肝炎症状を呈しても多くは治癒しますが、約1%で劇症肝炎が見られます。

 

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