呼気NO検査
喘息の診断、治療の判定に重要です。
呼気中のNO(一酸化窒素)濃度を測定します。
画面を見ながら息を吹き込むだけの簡便な検査です。
気管支喘息
気道の慢性炎症を本態とし、変動性を持った気道狭窄(喘鳴、呼吸困難)や咳などの臨床症状で特徴付けられる疾患である。
(喘息予防・管理ガイドライン2018より)
喘息の管理目標
Ⅰ.症状のコントロール
(発作や喘息症状がない状態を保つ)
①気道炎症を制御する
可能な限りFeNO測定や喀痰好酸球検査で気道炎症を評価する。
②正常な呼吸機能を保つ
Ⅱ.将来のリスク回避
①呼吸機能の経年低下を抑制する
②喘息死を回避する
③治療薬の副作用発現を回避する
(喘息予防・管理ガイドライン2018より)
呼気NO検査
喘息患者において呼気一酸化窒素(FeNO)は、喀痰好酸球数、気管支生検における好酸球浸潤の程度と相関することから、好酸球性気道炎症の評価法として用いられます。
好酸球炎症がある喘息(Type2炎症)と、それ以外の炎症による喘息(non-Type2炎症)では使用する薬剤が異なります。これらを区別する事はとても大切です。
当院では漫然と吸入ステロイドを使わない様、各個人で病態を考えて治療を行います。
(喘息予防・管理ガイドライン2018より)